NPO法人ともに生きる街ふくおかの会: 7月 2016

2016年7月24日日曜日

NPO設立シンポジウムが無事終了しました!

 7月17日にとも生きNPO設立記念シンポジウムが行われました。総勢60名あまりの方にお集まりいただき、記念講演、パネルトーク、提言が行われ、3時間の企画はあっという間に時間が過ぎていきました。多文化共生の福岡をどのようにして実現するのか、さまざまなアイディアと課題、そして行動に踏み出すための後押し(元気)をいただいた会になりました。
 ご協力いただいたみなさま、お集まりいただいたみなさま、ありがとうございました!

 とも生き会員で参加された方の感想、提言については、順次アップしていきたいと思いますが、まずは、当日いただいた参加者アンケート(感想、福岡における多文化共生の課題)について、いくつかを紹介させていただきます。


  • 日本に住む外国人の持つ問題(困難)は、まだあまり変化はないが、支援は広がっているのがよくわかった。支援に関わる人たちがもっと増えると良いですね。
  • 同じ福岡県内に住んでいても、香椎浜地域の活動を全く知らなかったので非常に有意義なシンポジウムでした。お互いが思いやりを持ち交流していくことの大切さを学びました。
  • 現実を知ること。人とつながることの大切さ。そして自分で(自分なら)出来ることを再確認できて良かったです。これからもよろしくお願いします。
  • 大人はさることながら、外国の子どもたちが学校にどのくらいいるか、現状と課題をもっと一般市民に理解してほしい。もっと周知が必要なのでは。
  • すべての福岡市民が多文化共生に対する意識を向上させることが出来るか。
  • 多くの人に多文化の状況と広く知らせることや課題として意識してもらうことだと思います。
  • 教育の課題もありますが、体調が悪くなった時、医療受診の課題(症状をうまく伝えられない)、保険のシステム手続きができていないも(のも)あります。

2016年7月23日土曜日

8月28日就学・進路相談会の多言語案内を作成しました

 今年は、8月28日(日)に福岡YWCAで外国にルーツを持つ子どもの就学・進路相談会を開催します。これまでは、日本語、英語、中国語、韓国・朝鮮語、スペイン語の5言語で対応しておりましたが、今年から、スペイン語に代わり、タガログ語の資料も作成し、対応できるように準備を進めております。身近に、日本で子育てをしている中で、小学校や中学校における教育や高校進学について疑問を持っていらっしゃる方がいらしたら、是非お声かけ下さい。

日時:2016年8月28日(日)13:00~16:00
場所:福岡YWCA 福岡市中央区舞鶴2-8-15
費用:当事者は無料、その他の方は資料代として500円のカンパをよろしくお願いいたします。

☆多言語のご案内(PDFファイル)はこちらです。※終了いたしましたので、PDFファイルは削除しました。
日本語
英語
中国語
韓国・朝鮮語
タガログ語

2016年7月8日金曜日

外国人児童生徒教育情報20160706

 とも生きの吉谷です。
 設立記念シンポジウムが近づいてきました。
 また、8月の就学・進路相談も準備が進んでいます。
 
 ところで、本日は、つい最近文部科学省の有識者会議が発表した「学校における外国人児童生徒等に対する教育支援の充実方策について(報告)」の情報提供です。ご存じの方も多いでしょうが、昨年来審議されてきたこのテーマで、今後の方向性と課題が出されました。興味のある方は、下記のURLから報告書と資料等をご覧ください。

 この報告書は、外国人児童生徒(多文化の子ども)の増加をうけて、その教育上の課題を総合的に審議したものになっています。特に、就学前から高校(後期中等教育)までを視野に入れたもので、考えるべきところも多いようです。報告書自体に関するコメントは、少し先になりますが、参考までに概要を下に記しておきます。

 この有識者会議の報告は、「国、地方公共団体、学校、その他の関係者が今後取り組むべき施策の基本的かつ具体的な方向性について、とりまとめ、提言を行う」とあるように、まだ総花的ですが、国(文部科学省)の立場についてはその概要が見えます。地方自治体がこれを受け止めて、施策を打ってくれることを望みたいですね。
 報告書の内容は概ね以下の通りです。
 
 (1)外国人児童生徒等教育の指導体制の整備・充実
 (2)外国人児童生徒等教育に携わる教員・支援員等の養成・確保
 (3)外国人児童生徒等教育における指導内容の改善・充実
 (4)外国人の子供等の就学・進学・就職の促進

 指導体制や人の配置、制度の整備、さらに教員に求められる指導内容なども記されています。確かに必要なことなので、担当指導主事や教員、さらには担任に至るまで、この情報を伝えていきたいですね。

 全体像は以下のサイトでご覧ください。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/06/1373387.htm